配属希望の方へ
💡 岡崎研究室では,学内・学外を問わず,自然言語処理や人工知能の研究・開発に意欲的に取り組みたい学部生・大学院生を募集しています.このページでは主に,学士特定課題研究(卒業論文),および一般入試による修士課程での研究室配属について説明しています.(社会人博士も含めて)博士課程学生も歓迎していますが,博士論文の研究テーマや目標設定などについて,指導教員(岡崎)の事前の相談が必要になりますので,info
(at) nlp.c.titech.ac.jp
まで,お気軽にご相談ください.
⚠ 国際大学院プログラム(IGP)や国費留学生での研究室配属を希望される方は,英語版のページをご覧ください.
大学の研究室には様々な役割があります.最先端の研究を進め,科学を発展させ,豊かな社会を実現すると同時に,「課題発見・解決型人材」を育成する場を担っています. 社会に出ると,他の人が気づいていない未解決の課題を自ら発見し,その解決に向けた提案を行うことが求められます. 課題を解決するには,参考にすべき類似の課題や実践例を調査をしたうえで,課題解決に向けた計画を立案する必要があります. これらの活動は,先行研究を調査したうえで研究テーマを設定し,その解決法を模索する「研究」のプロセスに類似しています.
当研究室では,自然言語処理や人工知能,機械学習を専門分野として,課題の発見・解決に必要な知識・技術・経験を養います. これには,他人の力を借りたり,他人を説得するために必要なコミュニケーション能力も含まれます. 研究を通して自分だけの「城」を築き,理論やモノを完成させ,他人にアピールする能力は,自然言語処理や人工知能の研究開発だけではなく,社会のどこでも役に立ちます.
世界には,自分の研究に近いことに取り組んでいる人がいるかもしれません.研究の過程でどんなに頑張ったとしても,他の研究者によって既に解決されていた課題に取り組んだ場合や,研究成果から新しい知見が得られなかった場合,学術研究としては価値が無いと見なされてしまいます.当研究室では,卒業論文や修士論文に取り組む際にも,研究成果を国際会議やジャーナルで発表できることを目標とし,研究テーマの設定を行います.
当研究室には様々な国籍,得意技,考え方,趣味を持った仲間がいます.若いうちに多様な考え方に触れ,世界の中での自分の立ち位置を知ることで,その後の人生が豊かになります.各メンバーの個性を尊重しつつ,ときには切磋琢磨,ときには楽しく遊ぶことで,当研究室に在籍したことが財産となることを期待しています.
研究室の活動
基礎勉強会
言語処理100本ノック
総合研究会
論文輪読
研究の進み方
論文発表
研究環境
デスクスペース
計算環境
esa.ioによる情報共有
Slackによるコミュニケーション
Grammarlyによる英語添削
スケジュール
生活環境
達成目標
当研究室に配属された学生が達成すると期待される目標は以下の通りです. 目標は人それぞれですし,すべてが必須という訳ではありません.
卒業研究
- 基礎的な知識やスキルを身につける
- 関連する研究の論文を読み,自分で追試ができるくらいまで理解する
- 自分の研究テーマについて,その意義や実験方法について自分の言葉で説明・議論できる
- メンターとの定期的な打ち合わせを通して,実験を自分で進め,その結果について議論できる
- 卒業研究の成果を論文として文章にまとめることができる
- 卒業研究の内容をプレゼンできる
- 卒業研究の内容を国内学会で発表する
修士課程
卒業研究の目標に加えて,以下を達成できるとよいでしょう.
- 研究テーマに関連する論文を自分で見つけて,研究動向を把握できる
- 研究テーマにアプローチするための合理的で新しい方法を,自ら提案することができる
- 卒業論文や修士課程の研究の内容を英語の論文にまとめて,国際会議やジャーナル論文などで発表する
博士課程
卒業研究と修士課程の目標に加えて,以下の目標を達成するように心がけてください. 学生のメンターを担当することで,自分の研究や論文を客観的に見る力がつきますので,当研究室ではそのような活動を推奨しています.
- 自分の研究テーマに関連が深い研究分野については,世界において第一人者になる
- 自分の研究分野の最新動向を踏まえながら,面白い研究テーマを自分で見つけて,自ら研究を進めることができる
- 国際会議や国際ジャーナルなどで自分の研究を何度か発表する
- 後輩の学生のメンターとして,研究テーマや提案手法について議論をしたり,論文執筆やプレゼンの助言ができる
卒業生の主な就職先
東京工業大学情報理工学院では,在籍した研究室によって学生の就職先の選択肢が狭まることはありません.したがって,就職先のことを考えて当研究室を選ぶというのは,合理的ではありません.ここではご参考までに,これまでの卒業生の就職先を50音順で掲載します.
- グーグル (Google)
- サイオステクノロジー
- Cygames
- SanSan
- ソニー
- 大和証券
- ディー・エヌ・エー (DeNA)
- 日鉄ソリューションズ
- 日本アイ・ビー・エム (IBM)
- 日本生命
- 日本総合研究所
- 日本電気 (NEC)
- 日本電信電話 (NTT)
- 日立製作所
- フューチャー
- Preferred Networks (PFN)
- 富士通
- 楽天技術研究所
- ヤフー
- ユーザベース
- リクルート
よくある質問
アルバイトはできますか?
アルバイトやサークルなど,若いときにしか経験できないことは沢山あります.研究室の予定は,参加者の都合のよい時間帯を民主的に決めますので,心配はいりません.また,ティーチング・アシスタント (TA) やリサーチ・アシスタント (RA) など研究室内でアルバイトをすることも可能ですので,相談してください.
インターンに行くことはできますか?
卒業・修了を脅かさない程度であれば,インターンで企業の営みを体験しつつ,自分の力を試すというのは,とても良い経験になると思います. 受け入れ先の企業に「インターンに来てもらってよかった」とか「卒業したらうちの会社に来てください」と言われるように,頑張ってきてください.また,インターン先を岡崎が紹介することもできます.
留学できますか?
社会人になってしまうと,海外に長期間滞在する機会が減ってしまいます.当研究室では,若いうちに海外に滞在することを推奨しています.大学には留学をサポートしてくれる様々なプログラム・奨学金がありますので,うまく活用してください.
研究室に入るためにやるべき勉強はありますか?
ありません.知的好奇心旺盛で,自分の成長を信じて何事にも前向きに取り組めるのであれば,大丈夫です.
研究室に配属されるために事前の承諾は必要ですか?
研究室に配属されるために指導教員(岡崎)の事前の承諾が必要かどうかは,研究室配属時の身分・プログラムによって異なります.
- 学士特定課題研究(卒業論文): 事前の承諾は不要です.
- 修士課程(博士前期課程)
- 大学院一般入試による入学の場合: 事前の承諾は不要です.
- 国際大学院プログラム(IGP)や国費留学生制度による入学の場合: 事前の承諾が必要ですので,英語版のページをご覧いただき,お問い合わせください.
- 博士課程(博士後期課程): 事前の承諾が必要です.希望される場合は,
info
(at)nlp.c.titech.ac.jp
までお問い合わせください.
大学院一般入試での配属を目指している方から自己紹介のメールが頂くことがありますが,そのようなメールには一切返信いたしませんので,予めご了承ください.ただ,指導教員の事前承諾が不要だとしても,(当研究室に限らず)研究室を事前に見学しておくことは重要だと思いますので,見学を希望される場合はinfo
(at) nlp.c.titech.ac.jp
までお問い合わせください.
研究室を見学できますか?
研究室見学を希望される場合はinfo
(at) nlp.c.titech.ac.jp
までご連絡ください.ただし,見学希望が集中する時期(毎年2月から6月頃まで)は,情報理工学院主催の大学院説明会に併せて,研究室見学会を開催します.
志望理由書には何を書けばよいですか?
「入学後の研究計画に何を書けばよいか?」「書いた研究計画を見てもらえないか?」といった問い合わせがありますが,公平性の観点から,大学院試験の出願書類に関する質問には一切お答えできません.
研究室では留学生を受け入れていますか?
受け入れています.国際大学院プログラム(IGP)や国費留学生制度による入学の場合は事前の承諾が必要ですので,英語版のページをご覧になったうえで,お問い合わせください.ただ,「留学生を受け入れていますか?」といった問い合わせメールには(ホームページに書いてありますので)返信いたしませんので,予めご了承ください.